棗(なつめ)って何?どんな味?体にいいの?

なつめとは

ナツメという果実をご存じでしょうか?なかなか聞きなれないかもしれませんが、体に嬉しい効果もあると言われています。

味もおいしくナツメのドライフルーツなども売られています。

この記事では、そんなナツメについて詳しく説明しています。

棗(ナツメ)って何?

なつめの木

なじみがない方も多いでしょうが、クロウメモドキ科という落葉小高木です。

原産は中国ですが、日本では奈良時代から食べられてきた果実で比較的育てやすい木です。

夏には2~3センチ位の小さい青や赤のかわいい実をつけます。そのままかじるとりんごのような甘みと酸味があるおいしい果実です。

我が家では祖父が家の裏庭に植えていて、子供の頃はナツメの実ができるのを毎年楽しみにしていました。

ナツメはどうやって食べられている?

棗のドライフルーツ

ナツメの花言葉は「健康の果実」とも言われるほど、健康に良いと言われ食べられています。

中国や韓国では古くから栽培され、生薬としても用いられています。

ナツメの実を乾燥したものは大棗(たいそう)と呼ばれる生薬です。

大棗には強壮作用や、鎮静作用があるとされています。

一般的には、果実を干したものをドライフルーツとして食べたり、お粥やスープにしたり、煮出してテチュ茶(ナツメ茶)としても飲まれています。

そういえば、アサヒ飲料の「十六茶」にもナツメはブレンドされているんですよ。

ナツメ

どうりで、なつめの味がすると思った!
絶対分かってないでしょ

先生

棗(ナツメ)に歴史あり

中国では一日食三棗、終生不顕老という言葉があります。

これは、1日3個のナツメを食べれば老いないという意味です。それほどナツメは昔から珍重されてきました。

またナツメのドライフルーツにはミネラルが豊富で、カリウムやマグネシウム、リン、鉄なども豊富に含まれています。

精神面を改善したり、貧血や美肌にも効能があるといわれています。

果物はドライフルーツにすると、栄養素が凝縮され栄養成分もほとんど変わらずに残っています。

また、よく噛んで食べることで少しの量でも満腹感が得られます。

ただ、種とりをしていなゴロっとしたナツメのドライフルーツは、中に種が入っていますので食べるときは気をつけてくださいね。

積極的に食べたいナツメ

棗(ナツメ)は生薬としても用いられるほど、昔から体に良いと伝え続けられています。それほど健康にも美容にも良い果実です。

ナツメのドライフルーツには、ミネラルやカリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。

甘いので毎日のおやつとしてもいいですね。

レーズンやプルーンのドライフルーツがお好きなかたは、ナツメのドライフルーツもぜひ試してみてください。

ドライフルーツは甘くて苦手な場合は、甘みがおさえられていて飲みやすいナツメ茶がオススメです。