手紙・はがき郵便料金値上げ 2024年秋ごろの改定でどうなる?

郵便料金がまた値上げに!?
ということで、総務省が12月18日に料金改定の案を公表しました。

決定すれば2024年秋ごろから、手紙が110円に、はがきは85円に値上げされることに。

現時点で日本郵便の想定される値上げ料金について確認していきましょう。

手紙は110円、はがきは85円に

現在の手紙(定形郵便物)の料金は、25g以下は84円、50g以下は94円と区分されています。

改定されると25g以下も50g以下も、110円に統一になります。
はがきも現在の63円から、85円へと引き上げられる想定です。

現行料金 想定料金 値上げ額
定型郵便物
(25g以下)
84 110 +26 円
定型郵便物
(50g以下)
94 110 +16 円
はがき 63 85 +22 円
手紙・はがきの郵便料金一覧【2023年】[定形郵便・オプションサービス]

手紙とはがきの料金の歴史

ここで、手紙とはがきの郵便料金の値上げの歴史を振り返ってみましょう。

何度も値上げになっていますが、消費税増税に伴う値上げを除くと、手紙は1994年以降、30年ぶりの改定となることに。

改定年月日 手紙
25g以下
はがき 消費税タイミングなど
1981(S56)
1/20~
60 30
1981(S56)
4/1~
40
1989(H1)
4/1~
62 41 消費税3%導入
1994(H6)
1/24~
80 50
2014(H26)
4/1~
82 52 消費税8%に引上げ
2017(H29)
6/1~
62 年賀ハガキの値上げはH30/2~
2019(R1)
10/1~
84 63 消費税10%に引上げ
2024(R6)
秋頃〜想定
110 85

手紙(定形郵便物)の25g以下の料金については、郵便法施行規則(平成15年総務省令第5号)第23条にて料金上限が84円と定められていました。
このため今回、郵便法施行規則の上限が改正されます。

いつから郵便料金の値上げになる?

2024年秋頃からの想定です。

令和6年1月22日(月)まで意見公募がされており、提出された意見及び情報通信行政・郵政行政審議会への諮問に対する同審議会の答申を踏まえて、省令の改正が行われる予定。

詳しくは参考 総務省ホームページ

さいごに

2024年秋頃からの郵便料金の値上げの背景には、日本郵便の令和4年度の郵便事業の211億円の赤字も要因になっています。

スマホで手軽に連絡できる現代では、手紙を送る機会も少なくなり、平成13年をピークに郵便物数は毎年減少しています。

いろんな物が値上げ、そして減少になっていますが、大切な人から受け取った手紙のあたたかさはいつの時代も変わらないもの。

値上げになる前に手紙を送ってみるのもいいかもしれませんね。
手紙・はがきの郵便料金一覧【2023年】[定形郵便・オプションサービス]