冬は特に、服を着替えたり車や自宅のドアノブに触ると、ふいに来るバチバチという痛み。静電気が怖くて、車のドアの開け閉めが恐る恐るになっている人をよくスーパーで見かけます。
私も一時期は静電気除去グッズを買って対策もしていました。
しかし根本の解決には至らず、静電気自体を起こさないようにするにはどうすればいいか調べてみました。
静電気の原因を知ることで、その対策も見つけることができます。またお金をかけずにできる静電気対策する方法についてもご紹介します。
目次
静電気が引き起こす体への悪影響
まずは、なぜ静電気が起きるのか。また、服の組み合わせを気を付けることで簡単にできる予防法、対策方をチェックしていきましょう。
静電気は、ちょっと痛いのを我慢すればいいだけ~と、あなどってはいけません。
実は、体への悪影響もあるのです。
- 体内からカルシウムなどのミネラル成分やビタミンCが10~20%流出してしまう
- 免疫力の低下
- 貧血
- 肩凝り
- 埃やダニなどを引きつけやすいため、皮膚病にかかる
「私は静電気体質だからしょうがないの」という方もいらっしゃいますが、それは体の中に原因がある場合もあります。
一瞬の痛みだけでなく、体全体に影響のある静電気を除去する方法についてご紹介します。
静電気の原理
静電気はなぜ起こるのでしょう。
簡単に言うと、物体には、+と-の電機があり、そのバランスが崩れて偏っているときに、その物体や空間は帯電しているといいます。
帯電した物や人が静電気を通しやすい金属などに触れることで、放電が起きてバチバチが起きてしまいます。
ためこみやすい体質とは?
- 自分は、静電気体質かもしれない
- 人より静電気が起きる回数が多くて悩んでいる
静電気体質とは、体の中に帯電した電気をゆっくり放電しにくい体質のことです。
つまり、ためこんで(帯電している)ドアノブなどの金属などで一気に放電してしまうので嫌な痛みに襲われてしまいます。
これは、体の中の血液の流れと深く関係していると言われています。
血液の流れが悪くなってしまうと体内のバランスが偏ってしまい、帯電しやすい体質になってしまうのです。
静電気がおきやすい素材
物体には電子が+が溜まりやすいものと、電子が-が溜まりやすいものがあります。その差が大きいほど帯電しやすくなります。
組み合わせでは、マイナスに帯電しやすい素材と、反対にプラスに帯電しやすい素材の組み合わせが、静電気が起こりやすくなります。
ゴム底の靴は注意
長靴や靴底がゴム素材の靴を履いていませんか?
滑りにくくて履きやすいですよね。しかし、ゴム底の靴を履いているとゆっくり放電ができなくなります。
これも体の中に静電気を帯電してしまう原因となりますので、静電気が気になる方は靴の素材にも気をつけてみましょう。
除去(放電)する方法
日常の生活で体に溜まった静電気を適度に放電していけば、突然の「バチバチ」は防げます。では、どのようなことを行えばよいのでしょうか。
壁にタッチする
金属のドアノブや、物に触る前に壁や机など、木の物などに触れて放電しましょう。具体的にはこのようなものです。
- 木
- 紙
- コンクリート
- レンガ 等
家の中だと、壁などを先に触れば大丈夫です。その後金属にに触れば静電気がおきにくくなります。
ハンカチでタッチする
キーホルダーなどの静電気除去グッズも効果がありますが、自宅にあるハンカチで代用できます。
具体的な方法は、朝、学校や仕事に出かける前にズボンやスカートのポケットにハンカチを入れておきます。
そしてドアノブなど静電気が起こりやすそうなドアの前で、ポケットからハンカチを取り出しドアノブに付けます。その後直接ドアノブを触るとあら不思議、嫌なバチバチから逃れられます。
ポケットの中でハンカチが体温や汗で水分を吸収し、湿度があがりゆっくり放電してくれます。
静電気の予防に柔軟剤を使う
衣類の洗濯の際に柔軟剤を使いましょう。
柔軟剤は衣類を柔らかくいい香りに仕上げるだけでなく、衣類と衣類の摩擦を少なくすることで静電気の発生防止に効果があります。
柔軟剤の香りが苦手な方は香りが少ない柔軟剤を選びましょう。無香料の柔軟剤なども出ていますので、乾燥の気になる冬の時期だけ使うというのもおすすめです。
また、静電気除去スプレーなどもありますが、静電気を防止する成分の界面活性剤は柔軟剤にも入っています。 柔軟剤を水で薄めてスプレーボトルに入れて使えば、手作りの静電気防止スプレーになります。
ハンドクリームをこまめに塗る
ハンドクリームを塗ることで湿度を保ち、静電気が起きにくい体質にすることができます。ハンドクリームは女性にとって保湿の面で冬場は特に必需品ですよね。
乾燥を感じる時にこまめに使うことで、お肌をすべすべに保つ効果と静電気が起きにくい効果があるなら積極的に使いたいアイテムです。
さいごに
静電気を完全にゼロにすることは難しいですが、イヤな静電気をおきにくい対策がとれます。日常生活のなかで簡単にできる対策なら毎日できそうですよね。
痛みを我慢すればいいというものでもなく健康への影響も少なからずあるならば、日々の生活習慣で静電気のおきない体質に改善していきましょう。